シンプルフード
今から一昔以上前、かれこれ15年くらい経つでしょうか?サンフランシスコに遊びに行きました。
主人がアメリカの大学院に行っていたので車でいろいろ案内してもらい、自然食のレストランや市場スーパーめぐりをしました。
中でもグリーンズとシェパニーズ、その姉妹店のカフェファニーズのサンドイッチとコーヒーの美味しかった事を思い出します。
シェパニーズのアリスウオータースにも合う事が出来て、とても嬉しかった♪
そのアリスの本が先日、知り合いから送られてきました!
「アートオブシンプルフード」というタイトルで、小学館から発売中。
本当にシンプルな素材で、如何に美味しく作るかが書かれている百科事典の様な本です。
素材の良さにこだわるとシンプルな味付けが美味しさにつながります。
日本料理の好きな言葉で、「味を迎えに行く」というものがあります。
味を付けるのではないのです。
魯山人の一番好きな食べ物は蕨だったそうです・・・。
また、ニースで食べたアランデュカスのレギューム(野菜)のコースも素晴らしくシンプルで、美しく、美味しく
また、食べたいランキングナンバー3に入ります。
最近、日本でも、オーガニックをうたったレストランがありますが、
素材の良さだけに頼りすぎるのも問題だと思っております。
外食ならではの楽しみ、ヒト手間をかけて欲しいと感じてしまいます。
最近はオーガニック、ではなく、
無農薬はもちろん、有機肥料も与えない自然農法の野菜、自然野菜が出てきています。
福岡さんや最近は無農薬りんごを栽培成功した個人的に大好きな木村さんの農法です。
野菜は生き物。
農家の人が愛情込めて作った野菜をストレスをかけないように丁寧に扱い、全てへの感謝の気持が、料理の味に係わってくると信じています。
ここでもまた、おかげ様という日本人の基本思想、日本料理の素晴らしさを見直してしまいます。